電磁波レーダー

電磁波レーダーを用いた探査機を使用し、コンクリート内部の鉄筋の位置、ピッチ、かぶり厚を測定します。

適用被探査物

  • 鉄筋他金属、電線管(鉄管・CD管)

特徴

  • 機械が軽量、コンパクトなため場所の制限を受けにくい
  • 調査の対象が広範囲の場合も対応可能
  • 何度でも同じ個所を探査することが容易
  • 土間コンクリート等の裏に行くことができない対象物も探査可能

デメリット

  • 凹凸のある対象物は探査不可
  • 構造体の際までは探査できない
  • X線と比べて探査精度が劣るため、誤差が生じやすい
  • 非金属管等の探査では確実性に欠ける

X線

X線を照射し対象物を撮影することにより、内部の鉄筋、配管及びその他埋設物等を正確に調べることができます。

適用被探査物

  • 鉄筋他金属、電線管(鉄管・CD管・塩ビ管・ケーブル等)

特徴

  • X線による撮影のため、探査精度が非常に高い
  • 鉄筋、配管が密集した場所は特にX線が有効
  • 非金属製の埋設物の調査も可能

デメリット

  • 照射範囲が決まっているため、広範囲の探査には不向き
  • 一日当たりの探査箇所は、電磁波レーダーに比べ劣る
  • X線による被爆防止のため、立ち入り禁止措置が必要
  • 対象箇所の表裏両面に作業スペースが必要